確かに圧倒的な実力差を見せつけたが…
連日盛り上がりをみせている2023 WORLD BASEBALL CLASSIC。
歴代最強の呼び声高い侍ジャパンは順当に決勝ラウンド進出を決めました。
勿論、順風満帆での決勝ラウンド進出かと聞かれれば、1次ラウンドを4連勝で突破したとは言え、高い守備力で正遊撃手として活躍を期待された源田壮亮内野手(30:西武ライオンズ)が、韓国戦で負傷交代。※後に右手小指の骨折と判明しました。
2020東京オリンピックの守護神として活躍した栗林良吏投手(26:広島東洋カープ)も腰の張りによって登板機会のないまま離脱するなどコンディション面でのトラブルは少なからず発生しています。
大会前ではありますが、鈴木誠也外野手(28:シカゴ・カブス)もケガによってWBC参加が見送りとなりましたね。
何より、一番のトラブル?と言えば令和の三冠王、村上宗隆内野手(23・東京ヤクルトスワローズ)の不振ではないでしょうか。
1次ラウンド日本の第3戦(対チェコ)の第5打席に待望のWBC初安打を記録したものの、日本人シーズン最多となる56本塁打、史上最年少三冠王としては野球ファンの期待に応えているとは言い難い状況です。
勿論、チームスポーツである以上、侍ジャパンの勝利が最優先事項、個人の成績など関係ないと言えばそれまでですが…。
野球よりサッカーのイメージ…
そんな侍ジャパンですが、決勝ラウンド初戦の相手はイタリア。
アメリカや中南米、そしてアジアと野球のイメージから離れたヨーロッパにありながら、過去5大会全てに出場。
今大会はメジャーで通算427本のホームランを打ったマイク・ピアッツァ監督が指揮を取っています。
私自身もそうですが、ドジャースで野茂英雄さんの女房役として記憶している方も多いのではないでしょうか。当時はマイク・ピアザ表記が多かったですが…。
そんなイタリア代表ですが、1次ラウンドを突破したのは2013年の第3回大会以来。
現役メジャーリーガーは8人いて、大谷選手の同僚エンゼルスでのダビッド・フレッチャーも名を連ねますが、多くはマイナ―選手。
これだけ見ると侍ジャパンの敵ではないようにも思えますが、そこは1発勝負のトーナメント戦ですから何が起こるか分かりません。
何より全5チームが2勝2敗で並び、大混戦となった台湾1次ラウンド(A組)を2位で勝ち上がってきた勢いは無視できないでしょう。
アメリカ代表も取りこぼし…
1次ラウンドとはいえ、プールCでは日本と並び優勝候補の1角であったアメリカ代表がメキシコ戦で5-11で大敗。
プールDではプエルトリコがイスラエルに10-0の8回コールドゲームで勝利、4投手の継投によるWBC史上初の完全試合を達成するなど、国際大会で初対戦投手を攻略する難しさが露わになりました。
決勝ラウンド進出を決めたイタリア代表…。侍ジャパンに相手に秘策はあるのでしょうか。
いずれにせよ侍ジャパンが世界一を辿り着く為に、村神様の復調に期待したいところです。
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