大谷翔平は凄いけど…
8日、2023 WORLD BASEBALL CLASSIC(以下、WBC)、東京プールが開幕し、侍ジャパンが中国を8-1で下した。
まず誤解のないように伝えたいが、大谷翔平選手(エンゼルス)に対して批判的な意見を言うつもりは一切ない。
私自身、野球は完全に観る専門であるが、球場に足を運び観戦もするし贔屓のプロ野球チームもある…牧選手(DeNA)、今永投手(DeNA)頑張れ。
毎年、開幕を迎えればその日その日の試合結果に一喜一憂し、ストーブリーグやドラフト会議を迎えれば「自分が監督だったら」なんて会話を同僚とする程度の身近さで野球は存在している。
そんな私がWBC開幕の日にたまたま忙しくしていたのが悪いのか…。
いや、同じような境遇の人も居るはずだからこそ、この記事を書いている。
大谷翔平は気になるけど、それ以外も気になるでしょ?
侍ジャパンの開幕戦、先発は大谷翔平。
それだけ聞いても「おらワクワクすっぞ」とは言わないが、強化試合での活躍を見たら今日も大谷翔平は凄いものをみせてくれるのではないかと期待した人も多いだろう。
ただ、中継を観れなかった人間を勝手に代表して言いたい。
大谷翔平だけに報道が集中しすぎて、他の選手の情報が少なくないかと。
今まさにこの記事を書いている最中にnews zero(日本テレビ)で、侍ジャパンの勝利を報じたが、1回から4回は大谷翔平の打席と投球がメイン。ヌートバーの好守は触れたが…。
投手が戸郷翔征投手(巨人)に代わって以降は、大谷のフェンス上段直撃のタイムリーツーベースが報じられ、そのまま中国を8-1で下したという流れでファンの声へ。
私が見逃した可能性もないとは言わない…記事書きながらのながら観だし。
でもスコアが動かない中、嫌な雰囲気を払拭する牧選手のホームラン(注・ベイファンだからという訳ではありません)や、山田哲人選手(ヤクルト)の試合を決めるタイムリーなど、もっと触れるところはあるんじゃないか。
毎年のプロ野球に対してニュースの扱いなんてそんなもん。
そう言われればそうかもしれないが、プロ野球であれば、当然その日その日にヒーローが居てスポットが当たる選手は毎回違うはず。
極端な話、大谷選手が今日活躍しなかったとしても、報道の中心は大谷選手だったのではないかと感じてしまうのです。
WBCという普段プロ野球を熱心に観ない人たちの目にも触れやすい環境だからこそ、「大谷翔平」という分かりやすいアイコンに頼りすぎないことも重要なのではないでしょうか。
大谷選手の話題性に負けないくらいの活躍をするヒーローの出現に期待したいですね。
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