第一話で裸エプロン先生ことソニンが出演していることがわかり、私なんかは視聴続行を決めたわけですが…ほんとお久しぶりです。なんか舞台女優として大成していたとは驚き!
最近では元相方(相方という表現が正しいかは疑問だが…)が、RIZINファイターの朝倉未来が主催するブレイキングダウンで有名になっていますが…彼が失踪して解散へと進まなければあのまま露出が減っていたかもしれないと思うと、人生とはどう転ぶかわからないですね。
そんなソニンも出演している『大病院占拠』(日本テレビ)が、第8話が終わった先週まで1度も視聴率が2桁を超えたことがない。私は面白く観ているのだが…一体なぜだろうか?
配役・脚本のアラが目立つから?
視聴率低迷の理由を私なりに考えてみた。
まず第一に、櫻井翔が演じる武蔵三郎(以降、わかりやすく櫻井とする)は捜査一課強行犯係刑事で、かなりやり手の敏腕デカということらしいが…顔はちょっと浮腫んでいるし走ればドタバタと鈍臭そうで、どう見ても運動神経が良いとは思えない。
次いで、脚本や作り込みが甘いのがわかりやすく露呈している。
第2話で櫻井の妻が鬼に捕まり、腰にストレッチャー(患者を寝かせて運ぶキャスター付きの台)を結ばれ3階の窓から落とされそうになった時、間一髪櫻井が手を伸ばし救出成功!したのだが…「ストレッチャーが結ばれた人間を片手で救出ってどういうこと?」と思ったら、次のシーンではなぜかストレッチャーが消失。
その直後に櫻井が同じく3階の窓から落下。流石に「これは怪我では済まんな…」と心配したが、ピンピン走り出す姿が…。いくら生垣に落ちた設定とはいえ、無理があるだろ(笑)
他にも櫻井が乗っていた車がクラウンからマークXに突然変わっていたり、悪者の鬼が乱射するマシンガンがどんな近距離でも外れる外れる…。まぁ、この辺の描写は同じく日本テレビの『あぶない刑事』から変わってないですが。
あとは…青鬼のマスクをかぶる悪者リーダーだが、特徴的すぎる唇が仇となり名前が判明する前に菊池風磨だとバレたのは流石に笑ってしまった(笑)ジャニーズ系に疎い私でも分かったのだから…とネットを覗いたら、やっぱりバレバレ!どんだけ特徴的な唇なんだろね。
他にもネット上の意見では「ゲス不倫さん(ベッキー)が出てるから観るのやめるわ」などと言った意見もあったが、再出発の道は閉ざしてはいけない派の私としては歓迎である。まぁ、演技力としては別にいなくても…以下略。
それでも観れちゃう理由
こんなに雑な「アラ」が目立つドラマだが…私としてはリアルタイムはもちろん、観られなかった時にはTVerで試聴するくらいには追いかけている。と言うか…今期ドラマでは唯一観ている(笑)
一体何が魅力的なのだろう…と一考してみた。ドラマの脚本はいただけないが、ストーリー的には「裏切り者は誰なんだ?」と考えるのは面白いし、予想がうまくいかないハラハラ・モヤモヤ感はそれなりに楽しめる。
が…やはり一番のポイントは、この雑な「アラ」が逆に良いのかもしれない。
先述した雑な「アラ」は確かにマイナスポイントではあるが、致命的な失点ではない。ストーリーを邪魔せず、ちょっとだけ気になるクスッとポイントに過ぎない。故に、次はどんな「アラ」があるんだろうか…と探してしまう自分もいるのだ。
このネット全盛時代、リアルタイムで検索すれば私と同じく「アラ」に気づいた同志諸君が、ニンマリしつつ書き込みしている姿もまた微笑ましく、同じ時間に同じドラマを共有している実感が湧くのもまた楽しいものです。
きっと同志諸君も、私と同じくドラマを試聴し続けているに違いない。
本日放送された第9話にも、鬼の1人になりすまして櫻井が潜入するのだが…、どう見てもなりすました鬼と背格好が似ても似つかないので「一発でバレるだろ」と思っても、案の定スルー(笑)早速書き込みを覗きに行ったのは言うまでもない!
見方を変えて面白く!
純粋にドラマとして楽しみたい人には、この「アラ」は残念ポイント以外何ものでもないことは重々理解するところだが、それだけで拒否するのではなく逆に楽しんでみるのも一興ではないだろうか。
ストーリーの方もいよいよクライマックス。知事たちによる「罪」も暴かれ、鬼の命を呈したトロッコ問題。菊池風磨と櫻井翔の因縁は一体…。
今ならまだTVerなどでストーリーも追えるし、おもしろい雑な「アラ」を楽しむこともできる。来週の最終回までにおさらい出来るなんて…良い時代になったものですね。
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