くそ~!一瞬持論が当たったと喜んだのに!!
いや、まだわからないのがこのドラマであろう。それにしても、真犯人が意外すぎて驚きというかなんというか。
この気持ち…わかってもらえますよね?

手のひらで踊らされてる感が心地よい!
毎週火曜21時からテレビ朝日で放送されている『unknown』は、高畑充希と田中圭のダブル主演。
原作はなく完全オリジナルストーリー。おっさん同士の恋模様を描き社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』の製作陣が5年ぶりに再結集。
大切な人が、これまで誰にも言えずひっそり抱えて生きてきた秘密(=unknown)を知った時、それでも変わらず相手を愛し続けることができるのか…。
テレビ朝日『unknown』公式サイトより
視聴率は7.6%→6.1%→6.2%→5.6%→5.2%→5.3%→6.0%→6.9%とV字回復傾向。今話の衝撃を観るとさらに伸びそうだが…。(ビデオリサーチ調べ。リアルタイム、関東地区)
第8話ざっくりあらすじ
交番勤務をしている朝田虎松(田中圭、以下虎松)と婚約者で吸血鬼・闇原こころ(高畑充希、以下こころ)の結婚式当日。虎松の父で宗像一家を殺害し投身自殺を図ったとされる一条彪牙(井浦新、以下彪牙)が殺害され、その犯人がこころではないかと疑われたものの、嫌疑不十分で釈放。
虎松とこころお互いがお互いを「犯人かもしれない…」と疑い路地裏で口論していた時、虎松の先輩で同じ交番に勤務している警察官・世々塚幸雄(小手伸也、以下世々塚)がビルの屋上から落下。世々塚は絶命する間際「犯人は……吸血鬼を狙っている…」と口にした。
警察が到着したことでこころはその場から逃亡。カメラマンでこころの仕事の相棒・加賀美圭介(町田啓太、以下加賀美)とばったり出会い、ともに実家へ逃げるのだった。
実家ではこころの母でニュースキャスターの闇原伊織(麻生久美子)は連続殺人事件を独自に調査し、被害者は全員吸血鬼だと突き止めた。
虎松は世々塚の部屋で世々塚の置き手紙を見つける。そこには「俺(世々塚)も吸血鬼だったんだ」と書かれており、「犯人は……吸血鬼を狙っている…」世々塚が絶命する間際の言葉とリンクしたことで、虎松も連続殺人事件の被害者全員が吸血鬼だと気づく。
こころは加賀美に「人気がいない場所で話をしたい」と、加賀美が育ち今は廃園となった養護施設の跡地へ移動。そこで衝撃の事実を知ることとなるのだが……。
連続殺人事件の犯人はまさかの…
かねてより私が推察していた「連続殺人犯=加賀美」説。養護施設で加賀美の本性が明らかになり、犯行を自認したことで立証された。
その犯行の動機となったのは、加賀美が施設で読んだ絵本『吸血鬼がやってきた!』の中で、吸血鬼は殺さなければいけない悪の存在と描かれ、それを信じて疑わずに育ったから…とのことだった。
しかし、こころを殺害しようとするが…加賀美は突然吐血。今福梅(木野花、以下梅ばあ)からもらったコロッケの中に毒物が仕込まれていたらしく殺害に失敗。その梅ばあは、こころの実家に赴き鉄パイプでこころの母を襲おうとしていたが失敗。警察に対し「すべて私がやりました」と自供していた。
「連続殺人犯=加賀美」という自説が立証されて喜んだのは、ほんの5分くらいだったなぁ。
確かに連続殺人犯が「吸血鬼」をターゲットにしていたのなら、加賀美がこころに手を下そうとする機会はいくらでもあったはずだし、現にこころもソレを指摘していた。加賀美を除外するヒントは出ていたとも言えるだけに、見当違いだったのかもしれない。
しかし、まさかの梅ばあだったとは…全く予想だにしなかったわ(笑)
とは言え…まだ梅ばあの犯行とは信じがたい部分はある。というより、加賀美と共犯説の方が濃厚な気もする。実際に手を下しているのは加賀美で、梅ばあがけしかけた…とかね。
ネット上では「梅ばあは養護施設の職員だったんでは?」「梅ばあは加賀美の祖母?」など繋がりを探っている声が多い。
それに梅ばあの家は、ドラマが始まってすぐ放火により消失している。その理由もわからないだけに、未だ鵜呑みにするのは危険かもしれない。
MEGUMIも怪しい…
それに…私個人としては加賀美の犯行も未だ捨てがたいが、新たに怪しい人物が浮上した。
それは虎松の元嫁で警視庁捜査一課未解決事件捜査班の刑事・暁凛(MEGUMI、以下暁)である。暁は連続殺人の犯行予告とされるコウモリのイラストを見て「どこかで見た気がする。ノスタルジーな感じ」と発言していた。
このコウモリのイラストとは、加賀美が犯行を決意した元とされる絵本と相似している。となると暁もこの絵本を読んでいたことが推察されるし、執拗にこころと接触し逮捕しようと試みているところから怪しさ満点ではないだろうか。
次回いよいよ最終回。宗像一家殺害事件の真相など、未だ明らかにされていない…回収しきれていない伏線が数多くある。新たに浮上した暁の犯行説を含め、楽しみでしょうがない。
各話感想一覧
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『unknown』最終話。持論「連続殺人犯=加賀美」が正解も…犯行理由がつまらない。もう一方の事件は宙ぶらりんで消化不良だ
自説「連続殺人犯=加賀美」は正しかった!しかし喜べるような背景ではなく「優しい嘘」による不幸の連続には胃が痛む。とは言え…あまりにも積み残したフラグが多すぎて憤りの方が多い。過剰なコメディとかラストの映像とか…意味あったん? -
『unknown』第8話。衝撃の結末?持論「連続殺人犯=加賀美」が立証されたようでつまらない…と思ったが大どんでん返し!
自説「連続殺人犯=加賀美」が立証されたかに思えたのも束の間…まさかの大どんでん返しが待っていた。それにしても意外すぎる犯人で、にわかに信じがたい。というよりも、私にとっては真犯人より真犯人らしい人物が浮上したのだが… -
『unknown』第5話。シリアス展開の裏のコメディ要素がつまらない。そろそろシリアス一辺倒でもいいのだが…
前回打ち出した「虎松=殺人鬼」説と「南十字=連続殺人犯」説がかなり補強された気がする第5話。このドラマはコメディシーンの裏に真実があるとも読み取れるので、一瞬たりとも気が抜けず観てるのが疲れる…。 -
『unknown』第4話。予想通り「虎松=殺人鬼」説が濃厚か?公式のヒントの出し方がつまらない…
前回打ち出した「虎松=殺人鬼」説がかなり補強された気がする第4話。それには公式が出すヒントの信憑性を考えなければならないが…まずは信じてみようじゃないか!そうなると「連続殺人鬼」の予想もある程度立つだろう。 -
私の予想は「虎松=殺人鬼」だ!『unknown』第3話で虎松の過去が明らかになるも…その程度ではつまらない!
ポスタービジュアル「女性=唇、男性=瞳」が赤いことから推察した前回。一瞬私の推察は外れたか…と思ったが、今回新たに提示された情報を精査し新たな推察が成り立ったものの、前回の推察を超えたショッキングなものになってしまった。 -
『unknown』コメディ過ぎて「つまらない」と批判たっぷりも…社会問題に切り込むにはちょうど良い塩梅!
初めは観るつもりではなかった『unknown』。コメディ調の演出には批判が多く「視聴打ち切りだな」なんて声もあったが、私は観れば観るほど引き込まれるものがあった。その理由は…コメディの皮を被った社会派ドラマに思えたから?
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