なぜ今のタイミングなのか
イギリス・BBCのドキュメンタリー番組を発端とし、今だにメディアを騒がせているジャニーズ事務所の創業者のジャニー喜多川氏の性加害報道。
同事務所の東山紀之さんが、自身がメインキャスターを務める「サンデーLIVE」(テレビ朝日系)で…、「KAT-TUN」の中丸雄一さんが情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)で言及するなど、所属タレントからも同問題についての難しい立場ながら言及する中…。
世間との乖離というのか、同問題への認識の甘さというのか…。ジャニーズ事務所に所属する「ジャニーズJr.」の情報を発信する公式ツイッターアカウントが開設されました。
「ジャニーズJr.の最新情報をお届けする公式Twitterアカウントです」「是非フォローよろしくお願いします」と、29日現在で東阪ドーム公演の開催など公演情報が発信されています。
ジャニーズJr.の最新情報を発信してくれるとあって、ファンにとってはありがたいアカウント開設には違いないのでしょうが…、やはり気になるのは「何故いま?」という感情。
ジャニーズありという権力誇示?
先にも触れた通り、この問題に言及した同事務所の東山紀之さんは「ジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め」という厳しい言葉を交え、事務所と所属タレントがどう向き合わなければならないのか提起しました。
所属タレントがそれだけの思いでコメントを残す中、公式Twitter開設というのは、まさに「ダレ得」状態。
ジャニーズ事務所の同問題に対する認識が甘いのではないかと感じる人も多くいるのではないでしょうか。
これがジャニーズ帝国と呼ばれた世間との認識の乖離なのか…、はたまた同問題があっても未だジャニーズは揺るがないという権力の誇示なのかわかりませんが、ある意味で腹を括って同問題に対し言及する所属タレント達が不憫でならないというのが個人的な意見です。
いずれにしても、公式ツイッターアカウントが開設に対しジャニーズ事務所の中で、「このタイミングは止めましょう」という内部の声が上がらなかったのだとしたら…、性加害問題だけでなく同事務所の問題は多くあるようにも感じてしまいます。
さすがに公式アカウントの開設で性加害問題への意識が、少しでも薄れるなんて事は思ってないとは信じたいですが…。
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