2連覇中のヤクルトが…
27日、マツダスタジアムで行われた広島対ヤクルト…。
この試合を4-1で広島が制した結果、ヤクルトは今季ワーストの9連敗で借金は10。
ヤクルトは5位ではあるものの残り試合を全勝しても、首位の阪神がヤクルト以外の試合で全勝すれば勝率で上回る…、所謂ヤクルトの自力優勝が無くなった。
2連覇中であるヤクルト…、特に昨年の驚異的な強さを考えると今季46試合目にして自力優勝の可能性がなくなったというのは驚きしかないでしょう。
プロ野球史で借金10以上から逆転優勝したチームはないそうで、データ上3連覇は夢に消えたようですが…。
順位の落差とヤ戦病院はお家芸?
ただ、ここ10年のヤクルトと言えば、2013・14年6位から15年は1位と下剋上を達成…、翌16年は5位、17年6位と急降下し、18年2位で浮上の兆しから19・20年は最下位と再び急降下。
そして21年22年の2連覇で迎えた今季…、これまでのジェットコースター順位を見れば、仮に最下位でシーズンを終えても驚く事はないと言えばないですが…。
このジェットコースター順位…、当然ながら選手の調子や他チームの状況にも寄りますが、それ以上に重要な要素になるのは「ヤ戦病院」問題。
結局の所、優勝する戦力は揃っているが、主力選手に怪我人が続出すれば順位は下がり、怪我人が少なければ当然優勝といった具合に。
勿論、どのチームも同じような事はあるんでしょうが、ヤクルトはその順位の上下動の激しさもあって、より顕著に「ヤ戦病院」がフォーカスされている印象です。
令和の三冠王の不調が象徴に…
ただ今年に関して言えば、直近の塩見泰隆選手や山田哲人選手ら主力選手の怪我以上に注目を集めてしまっているのは「令和の三冠王」村上宗隆選手の不調…。
WBCから続く不調の流れを未だ断ち切るには至らず、村上選手の不調と共にチーム順位も下降している事から今季のヤクルト不振の「象徴」的存在となってしまっています。
「最年少三冠王」「日本選手の本塁打シーズン最多記録」などなど、まさに村上宗隆の為のシーズンと言えた22年…。
正直22年シーズンも56本を目前に調子を落としていた事は疑いようがなく、最終打席で56号を放ったものの、22年終盤から今現在まで長いトンネルに入ってしまっていると言えそうです。
来週からは交流戦が始まりますがパリーグとの対戦で、ヤクルトそして村上選手の復調の切っ掛けは掴めるのでしょうか。
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