『ラストマン』第5話。なんか事件があっさりでつまらない。ようやく皆実の魂胆が明らかに…

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どんぶり料理を撮影する人
承認欲求で殺人…無いとも言い切れないのが時代か

今話はインフルエンサーの行き過ぎた「承認欲求」がテーマ。前回ほどのリアリティ欠如はなくすんなり楽しめたが…どうにもあっさり感が否めない。

このドラマは、ジャンル的に「サスペンス」のはずなのだが、肝心の事件があっさりとはいかがなものだろうか?

まぁラストに皆実の追い求めていた事件が明らかになった。ここを入れたいがための処置なのだろう。これは来週が見ものになりそうだ。

目次

全ては来週以降のための犠牲か…

『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS、以下『ラストマン』)は、毎週日曜日21時に放送されている1話完結の完全オリジナルストーリー。

主演は福山雅治と大泉洋のダブル主演。
福山が演じるのは「どんな難事件も必ず最後に解決させることから“ラストマン”と呼ばれていた」という全盲のFBI捜査官・皆実広見(以下、皆実)。

大泉はその皆実のアテンドを命じられた、警察庁人材交流企画室の室長・護道心太朗(以下、心太朗)を演じる。

脚本は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年、主演:鈴木亮平)や『マイファミリー』(2022年、主演:二宮和也)など、日曜劇場で数々の大ヒットドラマを担当してきた黒岩勉。サスペンスやミステリーを得意とするだけに、今作も予想のつかない目まぐるしい展開のミステリーを期待したい。

視聴率は14.7%→13.1%→12.0%→12.4%と全話2桁をキープしており、今期のドラマの中でも首位をキープといったところか。私が今期の覇権ドラマと言い切ったドラマだけに期待通りとも言えるが…果たして今話は?(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

第5話ざっくりあらすじ

有名インフルエンサーばかりが狙われる強盗傷害事件が発生していた。それも料理をメインに取り扱う面々ばかり。

そしてまた…今度はフォロワー数70万人を超えるナオン/直山奈津(わたなべ麻衣)が殺害された。

皆実と心太朗はナオンが所属するインフルエンサーのマネージメント会社「スターズリサーチ」に赴き事情聴取。

ナオンはそこに所属する人気料理系インフルエンサーの中でも第2位のフォロワー数で、第3位はフォロワー数65万人の青嶌麻帆(高梨臨、以下青嶌)で第1位はフォロワー数90万人のカナカナであることを知る。

捜査を重ねる中でインフルエンサーが抱える闇と、それに伴う真犯人が……。

あらすじ書くのも苦労する薄さ…

今回の事件はあっという間に犯人が特定された印象が強い。

もちろん登場人物は数多く出揃っていた。その中でも印象的だったのがロバート・馬場をはじめとする人気料理系インフルエンサーがいずれも本人役での登場。後述するがハリセンボン・近藤春菜も登場する。

これは前回の犯人が3時のヒロイン・福田麻貴ということもあり、「芸人=犯人」の伏線というかミスリードを誘うものであろう。

しかしながら…彼らの登場時間やセリフともども短く、そもそも俎上にのせるほどではないのは明らかだったので、ミスリードにすらならない。

となるとフォロワー数が90万人で第1位のカナカナか、フォロワー数70万人の第3位ナオンに絞られる。

カナカナの元へ行くと、娘とカナカナの代理弁護士・小久保桃子(近藤春菜)が現れて「カナカナは体調不良で表に出てこれない」と説明されるのだが、カナカナの出てこない理由が怪し過ぎ…というより存在感が全く感じられない。私なんかはすぐに「あ、これカナカナは娘だな…」なんて気がついてしまったくらいだ。

となるとナオンしかないな…と思ったら案の定ナオン。良いのか?こんな簡単に見破ってしまって。

次週が気になるが…

これには理由があると想像する。

それは番組最後に「41年前に両親を殺され自らも視力を失うこととなった事件の捜査」という皆実が日本に来た真の目的が明らかになり、それを収めたいがために肝心の事件部分を短くしたのだろう。

皆実にとってとても重要な事件だけに、捜査したい理由は痛いほどわかる。にも関わらず上層部は嫌な顔をして、取り計らおうとしない。その謎が次週以降明らかになると思えば、さっぱりとつまらない今話も目を瞑っても良いのだが…果たして。

本日のどうでしょう

今回の事件では飼い犬の足に犯人にたどり着く証拠が付着しており、それを大泉が抱き寄せ福山に渡す…というシーンがあった。

ご存知!大泉洋は犬をはじめとする動物が苦手なことで有名。過去には『おしゃれイズム』(日本テレビ)に出演した際「猫が嫌い。共演NG」と明かしたり、月9『元彼の遺言状』(フジテレビ)では犬を抱き抱えるシーンがあり顔が強張っているシーンは個人的に笑えた。

今回の抱き抱えるシーンではお堅い役どころということもあり、険しい表情をしていても違和感はなかったことが大泉にとっては救いだったのだろう。

各話感想一覧

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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