『日曜の夜くらいは…』第3話。容易に想像がつく展開でつまらない!

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札束を見せつける男性の手
お金は人を幸せにするのか?不幸にするのか?

脚本書いたの俺だっけ?と錯覚するほど、想像通りの絵に描いたようなクソ野郎たちが登場するあたり観ていて安心する。

しかしドラマたるものそれだけではないはずで、ここからどう裏切られるような展開をするかが楽しみではあるが、しばらくは憂鬱展開が続くと思うと気が重い。

それにしても…矢田亜希子の悪女ぶりは堂に入っているのは、私生活であったゴタゴタの賜物なのだろうか?

目次

幸せはお金で買えないのは本当か?

『日曜の夜くらいは…』(テレビ朝日、以下『日ぐら』)の主演は清野菜名で、脇には岸井ゆきのと生見愛瑠。脚本は『ビーチボーイズ』『最後から二番目の恋』(ともにフジテレビ)を手掛けた岡田惠和のオリジナル作品である。

古ぼけた団地、郊外の借家、街中を空しく走るタクシー。時代に取り残され、活気を失い、どことなくもの寂しさが漂うどこにでもある光景に、特筆すべき要素はない。

テレビ朝日『日曜の夜くらいは…』より

ふと普段の生活の中に、こんな哀愁を感じたことはないだろうか?そんな人には刺さるドラマと言っても過言ではない。

初回世帯平均視聴率は5.6%、第2話はGW明けということもあり5/18に明らかになる。(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

第3話ざっくりあらすじ

楽しかった非日常のラジオリスナー限定のバスツアーで意気投合したものの、連絡先を交換せず帰ってきてしまった岸田サチ(清野菜名、以下サチ)と樋口若葉(生見愛瑠、以下若葉)、野田翔子(岸井ゆきの、以下翔子)の3人。それぞれ「つまんねぇ人生…」と思うような日常へ戻ってしまった。

そのバスツアーで宝くじを1人1枚購入しており、サチが持っていた宝くじが1等3,000万円に当選。

高額当選に「なんか怖い…」「不幸になる気がする」と頭を抱えるサチだったが、購入時の「山分けしよう」という約束を思い出し、それを守るために再び開催されるツアーに参加した。

「3人一緒なら幸せになれる気がした」「3人で幸せになろう」と1人1,000万円ずつ山分けしてをするのだが、それぞれ1,000万もの大金を手にしたことはなく、無駄商品ばかり購入したり、ただ貯めることしかできない。

しかし、周りの人間は大金目当てに寄ってきて……。

絵に描いたようなクズ祭り

その大金目当てで寄ってくる人間が、私が前回想像していたままの人間ばかりだったゆえ、思わず「あれ?俺が脚本書いたっけ?」と錯覚するに至った次第である。

サチは母親に新しい車椅子を購入し、一緒に散歩しているところを別れた父親に見つかってしまう。お金に困窮する父は、サチに対し土下座をしてまで金の無心を懇願。

若葉は、今まで地道にお金を貯めていたとき、ある程度貯まったらおばあちゃんへ報告していたのだが、その度に別れた母がやってきて全て持っていってしまう…という苦い経験をしていた。

今回もその危惧を抱いていたが、1,000万円もの大金ということもありおばあちゃんへ報告。すると案の定母親・まどか(矢田亜希子)が現れ「ねぇ…お金いるの。だして」「じゃないと私死んじゃうよ」と脅す。おばあちゃんは「そんなもんないよ!」と隠すのだが…若葉は通帳を渡してしまう。

翔子の元へは、高校時代の同級生が久しぶりに連絡をしてきたので会うと、マルチまがいの美顔器を売りつけられてしまった。

もうお金によりついてくるダメ人間の見本市状態に思わず笑ってしまったのだが、次の瞬間にはこうまで想像通りの展開すぎて「つまらない」と思ったのは言うまでもない。

捕らぬ狸の…の時期が一番幸せかもしれない

ネット上でも「幸せとお金について考えさせられる回」や「お金が絡むと人の汚い部分や醜さが如実に現れる」と辛い展開にしんどいと言った声も多かった。

とは言え、ある意味こうも予想通りの展開が続いていてはドラマにならない。今後は「3人がいかに幸せを掴み取るか…」を描く方に舵が切られるに違いなく、今からそれを楽しみにするしか引き続きこのドラマを視聴する自信が持てない。来週以降の展開に期待しよう!

しかし…私なんぞも1,000万もの大金を手にした経験はないので、その瞬間どう思うかは想像できない。

実際宝くじを販売しているみずほ銀行では『【その日】から読む本 突然の幸福に戸惑わないために』という冊子が配られるそうで、作中でもサチたちは貰っていたが…そんな冊子にまとめられるほど、大金を手にした時の動揺や事件は枚挙にいとまがないのだろう。

私もいつ高額当選しても良いように、今から身の振り方を考えねばなるまいよ!

各話感想一覧

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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