『unknown』第4話。予想通り「虎松=殺人鬼」説が濃厚か?公式のヒントの出し方がつまらない…

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まだヒントは出揃っていない

かなり物語が動き始めた印象がある第4話。それと同時に疑惑も増え、整理・推論するのが難しくなってきた。

公式から出されるヒントを鵜呑みにして良いのか?そこが問題だが、第3話の感想記事で私が打ち出した「虎松=殺人鬼」と言う推論…それが補強されたような気がしなくもない。

目次

考察が楽しすぎる!

毎週火曜21時からテレビ朝日で放送されている『unknown』は、高畑充希と田中圭のダブル主演。

原作はなく完全オリジナルストーリー。おっさん同士の恋模様を描き社会現象を巻き起こした『おっさんずラブ』の製作陣が5年ぶりに再結集。

大切な人が、これまで誰にも言えずひっそり抱えて生きてきた秘密(=unknown)を知った時、それでも変わらず相手を愛し続けることができるのか…。

テレビ朝日『unknown』公式サイトより

視聴率は7.6%→6.1%→6.2%と回復の兆しを見せるが、第4話は5.6%とガクッと落ちた。

第4話ざっくりあらすじ

「俺の親父は殺人鬼なんだ…」

闇原こころ(高畑充希、以下こころ)が寝ている隙に自身の秘密を告白した朝田虎松(田中圭、以下虎松)だったが、その告白をこころは聞いてしまっていた。

こころはその真相を確かめようと、虎松の先輩で同じ交番に勤務している警察官・世々塚幸雄(小手伸也、以下世々塚)から話を聞くことに。

世々塚は事実を認めた。宗像一家殺害事件の犯人は虎松の父・一条彪牙(井浦新、以下彪牙)で、その第一発見者が虎松だった。

その事件以降虎松は1人で生活していたのだが、誹謗中傷する貼り紙が貼られていた。世々塚はこの頃から交番勤務で、虎松の事情を聞いてから虎松のことを気にかけ、虎松に自身の住む部屋で一緒に暮らすことを提案。その後しばらく一緒に暮らしていた。

一方のこころは、虎松の告白(一家殺害事件)を調べるために、ニュースキャスターであるこころの母・闇原伊織(麻生久美子、以下母)に話を聞きに行くが不在。父・闇原海造(吉田鋼太郎、以下父)が「ママの番組は全部録画している」と重たい愛を知らされ、そのテープの中から当時のニュース番組を観る。

その番組を観ていると後ろから父が現れ、虎松の父がこの事件の犯人だと教えてしまう。案の定父は「婚約破棄だ」と激昂した。

虎松は世々塚の住むアパートへ行き、「こころは秘密言ってくれたけど、俺は言えなかった。」「こころを失うのが怖くて…」「ちゃんと話さないと夫婦には家族にはなれないと思うから」と、こころへ自身の過去をちゃんと話すと世々塚に告げる。

虎松は家に帰るがそこにはこころの姿はなく、携帯には「実家へ行ってきます」とこころからのメッセージが。急いでこころの実家へ向かう虎松だった………。

公式のヒントは鵜呑みにして良い?

虎松とこころの恋の行方も気になるところだが、やはり公式サイトでもキャンペーンが開催されている「連続殺人犯は誰なのか?」を考えていきたい。

これまで私としては「虎松=殺人鬼」と言う説を推していた。この「殺人鬼」は連続殺人犯ではなく、彪牙が犯人とされる一家殺害事件の犯人である。実は虎松が犯人で父の彪牙は庇って逃走している…という説だ。

今話で明らかになった事実の一つに「彪牙は投身自殺を図っている」というものがある。これ…実際に彪牙が死んだのかまでは言及されていない。というか私としては「生きている」と思っている。

その証拠に公式サイトのキャスト紹介ページに「一条彪牙」の欄があるのだが…そこには「一条彪牙(55)/井浦新」と記載されている。20年前に死んだのなら35歳では?

実はこの公式サイトは、回が進むごとに記載される内容も修正されている。例えば居酒屋「どんぞこ」従業員の庭月源治と聖夜は家族とされていたが、今回BLカップルということが明らかになった。するとキャストページにはしっかりと「実は聖夜は息子ではなく、2人は恋人関係である。」と書き加えられた。

ということは「彪牙(55)」という記載は、公式サイドからの「生きてますよ」のカミングアウトではなかろうか…と思える。

それに、虎松が世々塚のアパートを訪ねたとき、世々塚は明らかに動揺し「5分待って!片付けてくる」と言って待たせた割りに部屋は散らかり放題だったし、一人暮らしのはずなのに冷蔵庫には多めの食材が入っていたり…と、何かを隠しているように見えた。

安直かもしれないが、世々塚は彪牙を匿っている説が浮上するだろう。あまりにも虎松や警察に近すぎると思うかもしれないが、木を見て森を見ず的なアレってことで。

それに…雨の中ウエディングドレスを着たこころが倒れているシーン。これがちょっとずつ更新されながら、作中何度も出てくるのだが…結婚指輪をはめて倒れている手が映る。この手が彪牙に見えるんだよなぁ…。やっぱり生きてるでしょ!

加賀美の動きが怪しすぎる…

今回明らかになった事実は他にもある。カメラマンでこころの仕事の相棒・加賀美圭介(町田啓太、以下加賀美)は「施設で育った」ということだ。私の仮説だが…これは加賀美には親や親族がいないと想定すると、加賀美は宗像一家の生き残りではなかろうか?と読める。

そう仮定すると加賀美の怪しい動きにも、それなりの意味が導き出せる。

加賀美は事件の真相を追ううちに虎松という存在に気づいていた。その虎松と自分の仕事のパートナー・こころが近づいたことにより、虎松を監視する意味がもう一つ追加された。

虎松の目につくところでこころとイチャついたり、びしょ濡れのまま虎松の勤務する交番へ行ったり…これらの行為は虎松への当て付けにも見えるが、虎松の本性を炙り出そうとする策ではないだろうか。

昔警察官になりたかったと虎松に話したとき「警察官は立派な人にしかなれない」と諦めたと言っていたが、この言葉にも意味が出てくるだろう。「立派じゃない人が警察官になってますね~」という裏返しだ。

加賀美を軸に考えると「虎松=殺人鬼」説が補強されるのだが、そうなると加賀美が入院した時の主治医がこころの父だったのにも意味があるのか?加賀美とこころ・父は繋がっていて…なんてことか?

いや、このドラマは真意をカモフラージュするためにコメディテイストを加える傾向がある。その点を加味するとあまりにもコメディタッチな部分は話半分で良いだろう。

連続殺人鬼は…

私の中で「虎松=殺人鬼」説はかなり説得力を増した今話。

そうなると「連続殺人鬼」は誰じゃい?ってことになるのだが、こころの弟で刑事の闇原漣(井上祐貴)が「血を抜くなんて吸血鬼に対する冒涜だ」と語る点から、吸血鬼一族は除外しても良いだろう。

「冒涜」という言葉をストレートに受け取るならば、吸血鬼一族に仇なす者の仕業と考えられる。

このドラマは役名に意味を持たせる傾向がある(吸血鬼一族の名前は「闇」原)ので、吸血鬼に仇なす…名前に「十字」が入っている本庁捜査一課の警部・南十字初(新納慎也)が本命か。

大穴として…今回BLカップルということが明らかになった庭月聖夜はどうだろう。「聖夜」って言ったらキリスト教のお祭りってことだから「キリスト=十字架」ってことでどうでしょう?

各話感想一覧

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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