NHK朝ドラ『らんまん』第3週は観ていてツライ!万太郎の動向があまりにも…

草原で腕を広げる女性
仲間に出会えた喜びは大声で歌いたくなるよね

朝ドラを熱心に観るようになると、1週間が「あっ」と言う間に流れていくのを身に染みて感じますね。もう4月も終わりとか…嘘だと言ってほしい。

そんなNHK・朝の連続ドラマ『らんまん』も早3週目。いよいよ青年期(神木隆之介)となり物語も動き始めてきたのだが、なんとも観ていてムズムズするものが(汗)

このドラマ…闇が深いぞ。

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誰しもがオタクということか…

さて、もはや恒例となりつつあるが視聴率を振り返ってみたい。第1週目の平均視聴率は15.4%、第2週目は15.1%と下がってしまっていたが…第3週目は月曜日の視聴率が16.2%と最高値、週平均も15.8%とV字回復となった!

前回の記事にも書いたが、1~2週目はいじめや差別など「不快なシーン」が多かった。今週から青年期となり、今までの鬱憤を発散するが如く明るい希望を見いだした結果と推察する。

舞台は抑圧された酒造ではなく文明開花で盛り上がる東京となり、今後の人生に大きく影響する人物に会うなど…確かに希望あふれる週だったが、オタク人間には観ていてツライものであった。

友達おらんがか?

主人公・槙野万太郎は成長してもなお、家業も勉強もそっちのけで草花を愛でていた。花を見る目は現代の「推し」を愛でるオタクそのもの。万太郎の友達の前で花の研究をしていたときなど「いっぺん見たら忘れん…」と友達そっちのけで熱中し、友達をドン引きさせていた。

幼馴染である友にして「友達おらんがか?」と言わしめるほどのドン引き具合である(笑)

しかし根っからのオタク気質である万太郎は「おるよ!友達」とドヤ顔をするも、詳しく聞けば授業そっちのけで絵を模写していた、その植物標本をまとめていた教授のことだと言う。

「ここの先生方とは仲ようなれると思っていた」「心の友じゃ!」と臆面もなく宣言し、またも友達をドン引きさせている。そういえば、授業そっちのけで絵を模写しているときも名教館の先生をもドン引きさせていたなぁ…。

時を経て、東京で第2回内国勧業博覧会で全国の酒蔵の代表が一堂に会する催しが開かれ、万太郎はそれに参加するため東京へ。

が、万太郎が東京へ来た本当の目的は博物館へ行くことだった。そこには万太郎が臆面もなく「心の友」と公言する植物学者の野田基善(田辺誠一)と里中芳生(いとうせいこう)がいるからに他ならない。

彼らは植物を愛する者同士惹かれ合うものがあったのか、万太郎が「小学校からお会いしとうて…」と告白とも思える話をすれば、対する野田も「こんなにうれしいことはない」と涙ぐみ、お互い「友よ!」と言いながら抱き合っていた。

私たちは一体何を観させられているのだ?と一瞬思ったのだが…すぐさま赤面することになる。そう、これは我々オタクそのものではないか!あ、オタクは私だけですかね?すんません…。

思い当たる節しかない

以前から万太郎の姿を見てなんだかモヤモヤとしていたのですが…今週ようやくわかりましたよ。彼は私だと。あ、いや…私ではないのだが(汗)

一つのことに熱中すると周りが見えなくなり、目の前にひょっこり同じ匂いのする鴨がネギ背負ってきたら、早口で喋りまくるあたり…万太郎とは、まごうことなきオタクそのものだったのだ。

だからこそ、万太郎の動向に一喜一憂するし「あるある、わかる~」と赤面してしまうほど、気持ちが乗ってしまうのだろう。

とはいえオタク気質のある人間ほどこの気持ちがわかるのは理解できるが…前述の通りここまで視聴率が上向きになったことを考えると「人類皆オタク」なのではないだろうか?と邪推してしまわないだろうか(笑)

この万太郎というオタクの動向に、私のように赤面し「もう観てられない(汗)」と思う人もいれば、「わかる~、可愛い!」と思う人もいて…この差は一体なんなのだ!?と激しく動揺するばかり。

一つ考えられるのが、万太郎は「コミュ力おばけ」だと思うあたりか。聖地(東京)に行って対象を愛でる、思いを馳せる…といった行為は理解できる。人には見せられない薄気味悪い笑みを浮かべているであろうことも容易に想像できる(悲)あ、あくまでも私の場合ね。

だが万太郎は神(対象者)に会おうと試み、実際に会って話をして…あろうことか意気投合し抱き合うまで至るのだ。この行動力は私にはない。

私にはないが故に私は「〇〇の父」とは呼ばれるような人物にはなれず、行動力のある万太郎は「植物学の父」という権威まで上り詰めたのではないだろうか…と思うと恥いるばかりだが「こればっかりはどうしようもないね」と諦めの境地に立ち平静を装うばかり。

どうしてこうなった…。

私のHPはもう…

なんか『らんまん』の感想記事を書くと、私の心の傷がえぐられるばかりなのだが…このドラマは「毒」なのではないだろうか?私はこのまま最終週を迎えられるのか?

しかし私とは逆に「薬」となっている人もいると思うと…やはり私の心が抉られるな(笑)

もう『らんまん』には、おディーン様と浜辺美波に救いを求めよう。あ、オタク代表としてはマモー(宮野真守)にも期待しておこう!

各話感想一覧

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
草原で腕を広げる女性

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