シャンソン退団の藤岡麻菜美反論でパワハラ問題の泥沼化必至。日本代表選手も切実訴え…吉田亜沙美の現役復帰は

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退団者一同 代表 藤岡麻菜美

反論が起こるのは想定通りではありましたが…。

20日、元日本代表の藤岡麻菜美選手が自身のTwitterを更新し、前所属先であるシャンソンVマジックの発表に対し「一部事実と異なる部分があり、また、記載されていない事実関係もあると認識」と反論の姿勢を示しました。

先の記事でも触れましたが、今年2月バスケットボール女子日本リーグ「Wリーグ」に属する名門シャンソン化粧品シャンソンVマジックにて、藤岡麻菜美選手はじめ計7選手の退団し、李玉慈HCの引責辞任した件について、一部の選手より心療内科医の診断書が添えられた上で退職届が提出されていたなど、チームトップの川村旭代表のパワハラ疑惑が報じられた今回の一件。

シャンソン側からは、選手の退団について「方向性の違い」、パワハラ疑惑については「事実とその背景において異なる点」と主張されており、Wリーグによる調査の行方にも注目が集まっていました。

そんな中、沈黙を破ったのは退団した選手達…「退団者一同 代表 藤岡麻菜美」として発信されたのは「ファンの皆様、関係者の皆様をはじめ、たくさんの方々にご迷惑をおかけし、大変申し訳ございません」とした謝罪…。

加えて、「シャンソン化粧品の発表について、一部事実と異なる部分があり、また、記載されていない事実関係もあると認識」とシャンソン側の主張に反論の意を示したのです。

選手の大量退団という事実はあるものの、パワハラ報道に関してシャンソン側からの主張のみに留まっていたことを考えれば、遅かれ早かれこういった状況になることは想定の範囲内ではありました。

それでも、ここまで沈黙を貫いてきていた退団選手側…藤岡選手の「録音なども提出」「調査の結果を待ちたい」としたの発信をみるあたり、報道を受けた上でのシャンソン側の主張に対し我慢ならないものがあったのでは、と推察されます。

代表選手も続々と反応…2次調査も始まる

この発信の同日にWリーグはリリースを発表…「シャンソン化粧品 シャンソンVマジックに関する 報道について」とした内容で、3月よりリーグのコンプアライアンス委員会のメンバー(弁護士)からなる調査チームで、退団選手7名からのヒアリング調査等を行っていた1次調査に続き、他の関係者を対象とした2次調査を進めるとのこと。

パワハラ報道を受けてからのリリースということで後手に回った感は否めませんが、それでも継続した調査が行われるという事実がわかったことは退団した選手…さらにはファンにとっても安心できる内容だったのではないでしょうか。

藤岡選手のツイートに関しては銀メダルを獲得した、東京五輪日本代表の馬瓜エブリンさんが「これで問題の真髄がわかったと思います」と反応…、「みんな真実話せないのは、話したら守ってくれる人がいないから。」と投稿。

更に日本代表の主将を務める高田真希選手も、「何か起きたり疑問がある度に女子にも選手会があったらいいのかなと思う事がありました」とツイート。

まさにWリーグ、いや女子バスケットボール界の今後を左右しかねない今回の騒動…、退団した選手たちの為にも一刻も早い調査の終了と問題解決を望みたいところではありますが、選手そしてファンが納得できるよう厳正かつ慎重な調査を期待したいですね。

最後にWリーグの明るいニュースを一つご紹介。

元日本代表の吉田亜沙美選手がアイシンウィングスに入団することが発表されました。

吉田選手は2019年3月に引退を発表…同年9月に現役復帰、20年5月にENEOSサンフラワーズを退団し、21年1月に2度目の現役引退を表明していました。

その後は東京医療保健大学のアシスタントコーチに就任するなどしていましたが、アイシンで再びコートに立つ姿が見られるようです。

暗いニュースが多くなってきてしまったWリーグ…吉田選手の現役復帰のように新シーズンに向け明るい話題が増えること期待したいですね。

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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