『風間公親―教場0―』第2話も「ちょ、待てよ」な脚本に苦笑するが、宮沢エマの演技力に脱帽の巻

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2つの天使像
画像はイメージです。作中の銅像とは何の関係もありません!

『風間公親―教場0―』の第2話が17日21時に放送されましたね。みなさま観ましたか?

初回放送の記事で「このドラマの脚本はアラが目立つ」と書きましたが…まぁ今回も逆に面白かったです!もうこういうドラマということでFA?

今回の脚本・展開を茶化しつつ、宮沢エマという俳優にスポットを当てたい。

目次

この作品の楽しみ方は理解した!

先週放送された木村拓哉主演の『風間公親―教場0―』(フジテレビ)第1話。視聴率のほどはというと、平均世帯視聴率が12.1%、個人は7.2%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。

あまり比較するものでもないが、やはり気になるジャニーズ対決。井ノ原快彦主演の『特捜9』(テレビ朝日)初回世帯平均視聴率が9.4%で、木村に軍配が上がった。

その木村だが「もう月9って言わなくていいんじゃないかな?」なんて発言し、世間(主にネット上)を驚かさせたが…その真意はいかに?

第2話ざっくりあらすじ

17日に放送された第2話。初回寝落ちしてTVerで再視聴した私としては「今度はしっかり観るぞ~」と気合を入れていたのだが…女子バスケットボール(Wリーグ)のプレイオフ決勝が放送されてて出遅れてしまった。

だってさぁ…まさかのオーバータイム(延長)2回突入するなんて熱戦になるとは思ってなかったんだもの。どっちが勝つか気になって最後まで観てしまったら、21時10分くらいだったよ(汗)

閑話休題。以下ネタバレ必至。
さて、今回の事件は小学校が舞台。グラウンドの銅像前で女性(学校の先生)が死んでいるのが発見された。おでこには、どこかにぶつけたような傷がある。

そこに臨場した新人刑事・瓜原潤史(赤楚衛二)だったが、いきなり風間(木村)に胸ぐらを掴まれ「なんで戻ってきた?by風間」と揉みあいに。(この揉みあいが伏線になるとはね…)

容疑者として浮上したのが、学校でいじめられていたという子供の母親(宮沢エマ)。溶接業をされているようだ。瓜原の質問に質問返しするなど、のらりくらりとかわし一枚上手な様子の母親。

どうやら死亡時刻のアリバイも完璧のようだったが…ここで風間の教えを受けた瓜原が全てを見抜く。さぁ今回の驚きのトリックですよ!ご注目。

学校の先生の死因は、グラウンドにあった銅像に頭をぶつけたことによるもので、その時刻に母親はゴルフ練習場にいたと証明されている。が、風間は「アリバイなんぞ作れる」と疑ってかかる。

その後すったもんだがありまして(ネタが古い)…瓜原が気づく。銅像が一部切り取られた形跡いがあることを…。そう!銅像をぶった切って、他の場所で先生を◯害し車のトランクに押し込めゴルフ練習場へ行きアリバイ作り。

その後学校に戻り、先生を寝かせ銅像を生業とする溶接で元通り!あとは争ったように見せかけるべく、足跡を捏造して…これで一丁あがり!

バレないわけがない

どうですか?今回のトリックもツッコミどころ満載でしょう(笑)?

まずグラウンドに設置されている銅像の一部をぶった斬る…いやバレるでしょ。さらにそれを溶接でくっつけるだって?

こうみえて私は『鉄腕DASH』(日本テレビ)のハードウォッチャーゆえ、溶接には電源やガスボンベなど様々な装備が必要なことを私は知っている。それらも一緒に運んで設置して、溶接して後片付けして…って痕跡残らないわけがないじゃない(笑)溶接ってめっちゃ火花出るんですよ?

それに争った形跡を捏造した足跡だけどね、被害者の足跡をつけた上に加害者の足跡をつけていて…「普通争うと足跡は上も下も混ざり合うんです」とバレる始末(見事な伏線回収である)。溶接するのにここまで用意周到な犯人がそこに気がつかないのか?

また、最後まで分からなかった先生のおでこの傷。これがまた面白い。
トランクに押し込められた先生が一度息を吹き返し、トランクの天井にぶつけた際にできたものだという。

その時、母親はまだゴルフ場の駐車場で車の中にいたので、その物音で先生が息を吹き返したことを知る。が、アリバイづくりのため呼んだ人が来てしまったため、トランクを気にしつつもその場を後にする…って、んなことできるかい!と。息を吹き返したかもしれない先生がトランクにいて、その場を後にするなんて…先生がそのまま生き返ったらどうするのさ?

またしても肝心なトリック部分にアラが目立つ第2話だったが、こうしてツッコミを入れつつ観ると…これはこれで面白いじゃないですか(笑)

ネット上でも「雑な展開が多すぎ」「どんだけファンタジー脚本なのか?」「有り得ない事だらけでゲンナリ」とショックを受けている意見が多く見られた。

が、このドラマは「このような脚本を楽しむべきドラマである」とあえて言わせていただこう(笑)櫻井翔主演の『大病院占拠』(日本テレビ)のようにね。

キャスティングは強い

さて、悪口ばかり書いてもアレなので…第2話で感心したことを1つ。
それは…母親役の宮澤エマさんの演技力である。

宮澤エマさんといえば、かの有名な第78代内閣総理大臣・宮澤喜一を祖父にもつ俳優で、最近では先の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や今期の朝の連続ドラマ『らんまん』(共にNHK)に出演するなど、今勢いのある俳優として個人的には注目している。

というか…この間まで放送されていた草彅剛主演『罠の戦争』(フジテレビ)にも出演されていたんですね(驚)まぁ「ワシャ、キムタク派や!」という明石家さんまよろしく、私は草彅ドラマを観ていなかったので存じ上げなかった次第。

この宮澤さんの今回の演技はかなり良かったと思う。新人刑事・瓜原が「僕も昔いじめられてて…」と告白するシーンでは、口元がピクピクと動く様が観てとれた。いかにも感情が揺り動かされたようで、観ているこちらも「あぁ…子供には弱いんだなぁ」と思わされた。

他にも大きな演技ではなく、細かな…それも表情で演技するような俳優さんは私は大好きである。もう目元とか瞬きでの気持ちの乗せ方は、宮澤さんすごいと素直に感心し、これからも応援したいと思わせてくれるには、この1話で十分すぎる(汗)

『らんまん』にどのような形で登場するのか…今から楽しみだわい。

ガッキー登場!待ってました〜

今回で赤楚衛二さん回は終了。次回からガッキーことポッキー・新垣結衣さんが登場する。新登場の俳優さんが5人いるということは、今回のように2週で1人のドラマ…って感じなんだろうな。

次回予告のガッキーもかなり風間(木村)に振り回されているようで、トリックや脚本を含め大いに楽しみである。

というか…三苫兄やジャニーズWEST・濵田君とかって、あんな感じの端役なんです?なんか正直、番組上いなくても…と思っちゃうのだけど、今後活躍する機会があるのかな?と信じつつ、今回の締めとさせていただこう。

多分そんな機会なさそうだよなぁ…。

各話感想一覧

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
2つの天使像

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