最も速い馬が勝つ皐月賞…
16日、中山競馬場でクラシック三冠競走の初戦・皐月賞(G1・芝2000M)が開催されます。
日本ダービー、菊花賞へと続く本競走、このレースの勝ち馬だけが、過去8頭しかいないクラシック三冠馬への挑戦する権利が得られます。
前走の京成杯(G3)では4コーナーで大きく膨れるロスがありながらも、大外から見事な差し切り勝ちをみせたソールオリエンス(1枠1番)。
直近10年で皐月賞を5勝している共同通信杯(G3)組…、そのレースを制したファントムシーフ(4枠7番)。
こちらも前走の重賞・スプリングS(G2)を含む3戦3勝でベラジオオペラ(7枠15番)など、このあたりが人気を集める様子。
比較対象は桜花賞リバティアイランドの衝撃…
そんな開催目前の皐月賞ですが、今年は本命不在の混戦模様と言って差し支えないはず。
特に前週行われた牝馬クラシックの第1戦・桜花賞(G1)の結果をみてしまうと物足りなさを感じる人も多いのではないでしょうか。
戦前から「確勝級」とまで言われたリバティアイランド。
道中後方からのレースでしたが、直線を向いた時には「騙された…」と思った人も多かったはず…。そんな思いを嘲笑うかのように、驚異の上がり3F32秒9の末脚全開で完勝。
「化け物クラス」「次元が違う」とその疑いようのない実力に牝馬三冠ではなく2007年のウオッカ以来となるダービー(G1)制覇を期待する声や、日本の競馬ファンが待ち望む栄冠…凱旋門賞(仏・G1)挑戦を推す声も。
とにかく現時点では今年の3歳世代の中心はリバティアイランドということのみが事実。
その事実に異論…いや一石を投じることが出来るかどうかは、皐月賞に出走する牡馬勢に掛かっています。少なくともリバティアイランド陣営が「ダービーに出ても確勝」なんて言われない為にも意地をみせて欲しいですね。
余談ですが、せっかくの競馬ネタなので、穴党の私からも注目の一頭を紹介させていただきます。朝日杯フューチュリティーS(G1)でメンバー上がり最速の35秒2で勝ち馬ドルチェモアをクビ差まで追い詰めたダノンタッチダウンに一票を。
馬だけではなく、前述のリバティアイランドの鞍上・川田将雅騎手が騎乗する点にも期待しています。川田騎手は4月14日現在で今年の騎乗回数141回で50勝。勝率0.355、連対率0.582、3着内率は驚異の0.695。
まさにノリに乗っている川田騎手に混戦の意表を突く2週連続G1制覇に期待したいところです。
勿論、私個人の予想なので結果に責任は負いません。皆さんも無理のない範囲で楽しく馬券購入を行ってください。
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