【立ち上がれ】高山善廣「誤嚥性肺炎で入退院」のニュースにつまらない言葉は不要だ!プロレスラーの真価は「大逆転勝利」にあるのだから…【感情7号線】

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祈り…そして希望…

私は高山善廣という人間が大好きだ!その高山が「誤嚥性肺炎で入退院を繰り返し…」というニュースが流れてきた。

ネット上では「そんな姿は見たくない!」「本人も家族もきついだろう…」という声が多く聞こえている。ひとえに心配からくる言葉だろうが、私的にはそんな言葉は不要だと思っている。

あ、もちろん本人の容体や、ご家族の心労を軽視しているわけではない。高山善廣という人間に向けての『希望』である。

目次

高山善廣こそプロレスラーである!

高山善廣という人間以上にプロレスラーという言葉が似合う人を私は知らない。

以前「私が思うベストバウトはコレだ」と高山善廣vsドンフライの一戦を紹介したことがあった。あれからも格闘技を数多く観てきたが、未だ超えるものは出てきていないと言っても過言ではない。

格闘スタイルの好みもあるが、戦った相手との信頼関係もまるで漫画のようで大好きなのだ!

あれから丸6年…

高山の経歴を軽く説明したい。高山はUWFインターナショナルという団体からそのキャリアをスタートした。

高山率いるユニット『NO FEAR』で世界タッグ王座・アジアタッグ王座・IWGPタッグ王座を獲得。個人でも日本3大メジャー団体(新日本・全日本・ノア)でヘビー級シングルタイトルを獲得。史上初めて、メジャー3団体のシングル王座及びタッグ王座獲得というグランドスラム=メジャー完全制覇の偉業を達成した。

その間に何度も怪我を経験したのはプロレスラーとしての宿命ではあるが、その中でも2004年8月佐々木健介戦の後に発症した脳梗塞は、選手生命はもちろん日常生活にも影響が残るかも知れなかったが、主治医が「高山さんはかなり強運の持ち主」と語るほど天運を持ち見事復帰。

団体の垣根を超えた活躍を魅せたことからプロレス誌・週刊ゴングに「プロレス界の帝王」と称され、今でも高山のファンから「帝王」と呼ばれるなど高山の代名詞となっている。その実力はジャイアント馬場やアントニオ猪木などにも認められ、中でも猪木は「プロレス界で一番もっともらしいプロレスラー」と評するほどだった。

そして…2017年5月4日。

高山は試合中に頭部を強打。頸髄損傷および変形性頚椎症(現在は頸髄完全損傷となっている)という診断が下され、数度の手術を経た今でも肩から下の感覚が全く戻っておらず、医師からは「回復の見込みは現状0%に近い」と言われている。

そんな高山の近況が本人の公式ブログに書き込まれた。それがタイトルにもある「誤嚥性肺炎で緊急入院」だ。

漫画の主人公じゃないか…

ブログに記されているのは、自発呼吸ができなかったときに開けていた気管の穴を塞ぐ手術をしたが、それが元で誤嚥性肺炎(食事や唾が食道に入らず誤って気管に入り肺炎を発症するもの)となり、術後からこれまで2度の入退院を繰り返し、今回3度目の入院になったとされている。

3回目の入院で手術から3週間たったのですが、まだ退院できません。トホホ
このままだと今まで食べていた普通の食事ができなくなりそう。

高山善廣 公式ブログより

冒頭にも書いたが、ネット上では「そんな姿は見たくない!」「本人も家族もきついだろう…」という声が多く聞こえている。

しかし私はそうは思わない。プロレスを観ていると「相手の技を避ければいいじゃん」「先に攻撃しないのはなんで?」とよく言われる。プロレスファンなら言わずもがなろうが、プロレスラーたるもの相手の技を全て受けて耐えて…その上で勝利する、それがかっこいいプロレスラーなのだ!

先述の通り、猪木を持ってして高山を「プロレス界で一番もっともらしいプロレスラー」と称した由縁がここにあるだろう。高山のプロレススタイルはココが魅力的なのだ!

そして、その戦った相手と交流を深め仲間になるのも高山の魅力の一つである。

私がベストバウトと言って憚らない一戦。その対戦相手のドンフライと2008年にタッグを組み、蝶野正洋&スコットノートンと対戦した。まぁ…連携が上手くいかず試合開始早々殴り合っていたが(笑)

そして2019年。頸髄完全損傷でリハビリ中の高山の病室へドンフライ(と武藤敬司)がお見舞いにきているのだ。

もう7つボール集めたりする摩訶不思議なアドベンチャーの世界観ではないか!高山という人間の魅力が詰まったエピソードの1つと言えるだろう。

戦う…抗う姿すらかっこいい

そんな高山だからこそ…漫画の主人公だからこそ…必ず復帰してリングに上がってくれると心の底から信じている。

プロレスでいえば、今は相手の技を全身で受けているターンであるだけだ!その後には反撃の…高山の一方的な攻撃が待っているはず。そうだろ?

だからこそ、最後に私が勝手に高山の応援歌と思っている作品を紹介して、この記事の締めとさせていただきたい。この作品の中に登場する高山のように、立ち上がってくれ~!

曲も相まって熱いものが込み上げてくる…

最後に改めて申し付けておくが…もちろんご本人やご家族の心労は、痛いほど理解しているつもりだ。そこに対しては一言もない。

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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