メジャーリーグがつまらない?集客必死で大谷頼りが止まらない理由…

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座席前の通路をもう少し広げてほしい…
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今季3度目の登板前に発表…

日本時間の12日、メジャーリーグではロサンゼルス・エンゼルス対ワシントン・ナショナルズ戦がエンゼル・スタジアムで行われ、自身2勝目を目指して大谷翔平投手が先発「3番・投手」でスタメンで名を連ねました。

試合は大谷選手が投手として7回を92球で投げきり6奪三振、被安打1、与四死球6で無失点投球。ファンが心配する「なおエ」も発動することなく、2-0でエンゼルスが逃げ切り勝ちし、大谷選手に今季2勝目がつきました。打者としては、4打数1安打で昨年から続く連続出塁の自己最長記録を34試合まで伸ばしましたね。

この日の登板に先駆け、エンゼルスからは大谷選手の次回登板が日本時間18日に行われる敵地でのボストン・レッドソックス戦と発表されました。

「大谷ならしっかり準備してくれるはず」とフィル・ネビン監督の信頼が厚いことを窺わせますが、今日の試合内容を加味する前の発表というのは少々先走り過ぎているような気もしますが…。

さて、その次回登板予定のボストン・レッドソックスといえば、大谷選手同様WBCで大活躍だった吉田正尚選手が在籍するチーム。

現在、吉田選手の調子はWBC時と比較すると少々バットが湿りがち…、という状況でもWBCのMVP大谷翔平対WBC打点王吉田正尚という構図は日本のファンにとって胸アツのカードと言えるでしょう。

ただこの胸アツの対戦カード、期待しているのは日本のファンばかりではないようで…。

メジャーリーグの人気低迷…

11日、東スポWEBが掲載したのは、レッドソックスのチケット販売部が本拠地フェンウェイ・パークで行われるエンゼルス4連戦で「SHODOWN AT FENWAY」と題した電子ポスターに大谷選手を起用したという内容。

前述のWBC優勝チームの主力2選手の対決という分かりやすい対決構図とは言え、相手チーム選手が起用されるとなれば異例中の異例。レッドソックスによる大谷人気を通じた集客への本気度が感じられます。

勿論、こうした背景にはメジャーリーグの人気低迷があることは間違いないでしょう。

メジャーリーグと言えば、大谷選手をはじめ、WBCでの対決も記憶に新しい、同僚のマイク・トラウト選手…、昨年MVPヤンキースのアーロン・ジャッジ選手などなど見渡せばきりがないほどスーパースターだらけの夢舞台。

そんな人気選手が集まる舞台でも、日本同様…「野球離れ」は深刻なようで集客に向けたあの手この手に必死。

今年導入されたピッチクロックや(試合時間の短縮化)、極端な守備シフトの禁止(投高打低傾向の打開策)、各塁ベースのサイズ拡大(野手と走者の衝突防止、盗塁や内野安打増加)など、試合時間を短くしたい。得点を入れやすくしたい。とした意図が見え隠れ。乱打戦になれば試合時間も伸びる傾向にあるため、矛盾も感じますが…。

それでも人気低迷に歯止めをかけるべく「試合時間が長い」「人気選手が故障する」「極端な守備シフトで点が入らない」などの不満を解消するため、打開策を講じているといったところでしょう。リーグ全体でそんな改革を行っているとしたらレッドソックスの大谷選手ポスター起用も致し方のない状況なのかもしれません。

過去には松坂大輔投手も在籍した人気球団ですら、大谷翔平というアイコンに頼らざるを得ない(稼げるコンテンツは容赦なく使う)というのは、メジャーリーグ人気の低迷を身にしみて感じてしまいますね。

ただ、そんな背景を抜きにしても非常に期待の高い大谷翔平対吉田正尚の対決…、とりあえず細かいところは考えず、二人の侍の対決を楽しむのが一番いいのかもしれません。

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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