【ピッチクロック】大谷翔平を「史上初」と持ち上げたいマスコミに疑問視も…個人記録がどこまで伸びるかに期待!

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目を凝らして紙面を読む会社員
実際のところどうなんですかね?

アメリカMLB・エンゼルス所属の大谷翔平に、また新たな史上初が加わったらしい。その名も「投打で『ピッチクロック』違反」だ。

これについて詳しく調べれば調べるほど「よほど大谷を神にしたいのか…」と苦笑いしてしまう事態に。

目次

今季初勝利もかすむ珍事

3/30のMLB開幕戦では、2年連続開幕投手となる3番(投手・DH)として出場し、投手として6回2安打無失点、3与四球、10奪三振と好投。打者としても4回にライト前ヒットを放ち、今季初安打をマークし3打数1安打1四球。

しかしチームは逆転を許し、大谷の勝ち星も消えチームには黒星がついた。「今年も『なおエ』は健在か…」とガッカリしたのは記憶に新しいところだが、本日の登板2戦目にして早くも大谷に白星がついた。

新ルールの数々は大谷の味方か?

今年のMLBはルール変更が多い。

かいつまんで説明すると…

ピッチタイマーの導入

・投手はランナーなしの場合は15秒以内に、ランナーがいる場合は20秒以内に投げなければならない。違反するとボールが1つ宣告される。
・バッターは残り8秒までに構えなければならない。違反するとストライクが1つ宣告される。

牽制球の制限

・牽制の試みやプレートから外せるのは2回まで。3回目に失敗したら走者は自動的に進塁できる。

極端な守備のシフトは禁止

俗にいう「大谷シフト」のように、一・二塁間に3人の野手を並べることは禁止。二塁ベースの両側2人の選手がいなければならない。違反するとボールが1つ宣告される。

ベースの拡大

各塁の大きさを従来のものより大きくする。15インチ四方から18インチ四方へと拡大。

といった感じだ。
「大谷シフト」禁止はこの数試合ですでに恩恵を受けており、昨季の記録をみると「16本」は安打数が増えると言われている。

「牽制球の制限」も2021年には26盗塁、2022年には11盗塁の記録を残している大谷に優位に働くだろう。「ベースの拡大」も盗塁にも有利だろうし、何よりも交錯による怪我の心配が少なくなると思うと、私なんぞは少しは安心して観られるというものだ。

この大幅なルール変更を味方にトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成し、MVPに返り咲くのではないか…などと大いに期待してしまいますな(笑)

てか…これって「ピッチタイマー」違反なの?

問題は「ピッチタイマーの導入」だろう。運営側が試合時間を減らす目的で導入されたと言われている。私的にはオリンピック競技復活を目論む者の仕業では…などと睨んでいるが如何でしょう?

「ピッチタイマーの導入」の成果はいかほどなのだろうか…と思い調べると『スポーティングニュース』のKevin Skiver記者が「2023年の開幕戦カード全15試合の試合時間とその平均値を昨シーズン(2022年)と比較した」結果を発見、32分の試合時間短縮に成功したとのことだ。

あまり熱心に観戦したことのないような私なんぞにしてみれば、「間」というものを大事にするスポーツにおいて、それを犠牲にして得たものが「32分」とは…天秤が釣り合わないのでは?などと思ってしまう。

この「ピッチタイマーの導入」において、本日の試合の大谷が「投打」で違反を取られ「史上初の珍事」だと、朝からワイドショーやネットで大賑わいであった。

日本だけではなく米スポーツメディア『Sports Illustrated』でも公式サイト上で、「打者としても投手としても活躍する大谷が、同じ試合中に両方で制限時間超えの判定を受けた。投手と打者の両方で違反を犯したリーグ史上初の選手となった」と書いているそうだ。

だけど…実際のところ今回の投手大谷の行動は「ピッチタイマー」の違反なのだろうか?と疑問が湧いた。だって実際の映像を見ると「ピッチタイマー」表示は残ってたし、審判は時計を指し示すジェスチャーもしていない。開幕戦のときにも見られたが「打者の構えをよく見て」的なジェスチャーを審判と捕手がしているだけである。

私が調べたところでは「ピッチタイマー」に関しては、先述の通り「15秒、20秒、8秒」という記載しか見当たらない。

大谷も「審判の方もちょっとグレーゾーンみたいな感じだったので、ルールが始まってちょっと間もないですし、お互いに『ここまではセーフだよね、ここまではアウトだよね』というところを確認してきた」と話す通り、なんとも明確な基準が定まっていないように伺えるのだが…。

みんな「大谷人気」にあやかりたい感じ?

この事から想像するに、MLBもNPBも…そして各種メディアも大谷の一挙手一投足に注目し、時には「史上初」「前代未聞」などと枕詞をつけたいのでは…などと勘繰ってしまうのは私だけだろうか?

もっと想像力を働かせてしまうと、今季の大幅なルール変更も「大谷を『神』にしたいがため」の所業?などと思うのは、流石に想像力が逞しすぎるだろうか(笑)それほど大谷有利の構造が見え隠れするではないか。

とは言え「大谷の結婚相手はさぞ苦労するだろうね」と野暮な詮索するくらいに大谷ファンを地で行く私なぞは、今回の大谷寄り?なルール変更は大歓迎である!

「今年の大谷は記録ずくめになるぞぅ~」などと、朝からの試合観戦が楽しみでしょうがない!!怪我だけはせんといてくださいね。

関本貴仁
運営責任者
20代を広告代理店で過ごし、紙・ウェブ媒体で企画、編集を担当。
現在は運営責任者として『つまおもラボラトリー』の全記事に関する責任監修を務める。
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