WBCの余韻も冷めやらぬ中、日本もアメリカも球春到来!
私もWBCで上がりまくった観戦熱そのままに、30日の日ハムvs楽天のパリーグ開幕戦から31日の巨人vs中日のセリーグ開幕戦、そして大谷翔平率いるエンゼルスの開幕戦まで…地上波で観られるものはだいたい観ましたよ!
コロナ禍で暗いニュースばかりやっていた昨今、唯一明るい話題を振りまいてくれたエンゼルス…いや大谷さんの活躍には助けられました。
是非とも大谷さんには、今年も獅子奮迅の活躍を願ってやみません。
個人が優先?チームが優先?
数年前まではスポーツ観戦において「勝ったな風呂入ってくる!」がトレンド?でしたが、こと大谷に関しては「なおエ(注)」というがっかりワードがトレンドですね。
今年も大谷の活躍が報われないのかと思うと、いくぶん応援ムードも盛り下がるというもの。
報われない大谷
昨年の活躍は今更言うまでもないでしょうが…あえて言わせていただきたい。
大谷は投手としては、28試合に登板し15勝9敗。投球回数は166回で14被本塁打、44与四死球、219奪三振率、防御率2.33。大リーグ5年目にして自身メジャーで初の規定投球回数を達成した。
打者としても、157試合86打席に立ち160安打、34本塁打、95打点、11盗塁、72四死球、打率.273。
松井秀喜やイチローに続き、日本選手で3人目となる大リーグ通算100号本塁打を達成。さらに、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成、今の2リーグ制が始まった1901年以降では初めて同じシーズンで規定打席と規定投球回に達するなど、まさに「二刀流」の名に恥じない破天荒な投打の活躍、大リーグの歴史を塗り替えていた。
その勢いのままWBC2023に出場し、漫画のような活躍をみせ優勝の片翼を担い、最後にはMVPをとって「大谷のWBC」と呼ぶに相応しい大会を終えたのは記憶に新しいところだろう。
そして…WBC閉幕からわずか10日となる3月31日に行われたシーズン開幕戦にも、2年連続開幕投手となる3番投手(DH)として出場。投手として6回2安打無失点、3与四球、10奪三振と好投。打者としても4回にライト前ヒットを放ち、今季初安打をマークし3打数1安打1四球。
しかし勝ち投手の権利を保持していたものの、8回に逆転を喫し勝敗つかずとなった上に、チームとしても土をつける形となり、またしても「なおエ」というワードが飛び交ったのは言うまでもない。
今年も「なおエ」は健在かぁ(悲)
不名誉な記録達成にも憤り
開幕戦での大谷の報われない結果について、ネットで話題になってましたね。
それは大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者のTwitterによれば「1901年以降、開幕戦で2桁奪三振、無失点を記録したのは大谷翔平が26人目だが、その投手が所属したチームが負けたのは初」と、まさかの大記録?だったようだ。
また、エンゼルス広報担当のマット・バーチ氏も自身のTwitterで、「開幕戦に10奪三振以上、無失点、打者として1安打以上」という3項目をメジャー史で満たした選手として、大谷は史上6人目の快挙だったと速報している。
ほんとリアルタイムで観ていて「またかよ…」と苛立ったし、大谷の報われない姿を見て可哀想だとすら思ったほどだ。まぁ当の本人は全く気にしていなそうな振る舞いだったのが救いである。
ネット上でも「寸分の狂いもなく昨年と同じ」「相手より『1点でも多く取る』ための補強だったのに…なんで1点しか取れないんだ?」「JAPANが楽しかったろうな。自分が塁に出れば、後ろが必ず打ってくれる」「通訳の一平さんが『あんなに楽しそうに野球やる翔平は初めて見た』ってのは本当か…」など、私と同じくがっかりしたというコメントが多く見られていた。
こうなると今シーズンの大谷自身の活躍(MVPに返り咲くか?サイ・ヤング賞は取れるのか?)などにも興味は出てくるが…それ以上に「来シーズンはどこのチームにいるのか?」と今オフにFA(フリーエージェント)となる大谷の去就に注目が集まるのは必然だろう。
大谷はメディアなどを通して事あるごとに「勝ちたい」と口にしているが、果たして移籍先はどこになるのだろうか…と考えるのが今年の楽しみになりそうだ。
移籍も嬉しかったり悲しかったり?
コレほどの数字を残している大谷だからこそ、複数の球団が興味を示しているのは報道でもあるとおり。中でもロサンゼルス・ドジャースやニューヨーク・メッツなどの金満球団は莫大な契約金を支払える能力があるため、移籍先の最有力候補とされている。
勝ちたいと願う大谷が、その活躍に担う結果を手に入れて優勝争いを演じられるなら、いちファンとしても願ったり叶ったりではあるのだが…「二刀流」という前人未到のことに挑戦している大谷だからこそ、その挑戦に理解があって調整方法や起用方法をしっかりと考えてくれるのか…などと、要らぬ心配をしてしまうような少し複雑な気持ちもある。
それにWBCの大谷の漫画のような活躍を見てしまうと、苦しんでいる(勝てない)チームを大谷の能力を持って打破していくストーリーが見たいのもまた事実。
それならば、このままエンゼルスに残留することがお互いに「吉」なのでは?…なんて、こんな心配や予想などを好き勝手話すことが、いちファンとしては格別に楽しいんですけどね(笑)
大谷の活躍を見守るとともに移籍先の心配をしつつ、最高のシーズンを期待して今回の記事の締めとさせていただこう。
追伸)
本日4月2日は大谷と、阪神から移籍した藤浪晋太郎との対決です。
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