フラれたとは言え、やっていい事と悪い事がわからない
27日、日本テレビ系の情報番組「スッキリ」の中で、MCを務める極楽とんぼ・加藤浩次さんが謝罪する場面がありました。
多くのネットニュースはじめ、取り上げているメディアも多いためご存知の方も多いでしょうが、前週24日の同番組内で「那須どうぶつ王国」を訪れたオードリー・春日俊彰さんがペンギンの暮らす池に何度も落下するという一幕が…。
その発端となったのが、MCの加藤さんから、中継先の春日さんに対し「足元、気をつけろよ」「落ちるなよ」など何度もフリがなされていた点。
前述の謝罪時には「動物に危害が加わらなければ池に落ちていいと聞いていたが、しっかり打ち合わせすることを怠り、池に落ちていい、という部分だけで進んでしまった」「春日君が落ちなきゃいけない状況に追い込んでしまった」と、春日さんへのフリが原因であったと認める形になりました。
勿論、加藤さんからのフリが無ければ春日さんが池に落ちることもなかったでしょう。(特に春日さんはテレビなどで台本通り忠実に進行すると度々イジられることもありますし…)
そういう意味では、春日さんは巻き込まれた側とも言えそうですが、それでもフリに対して忠実に従っただけだから…というのは、今の世の中許されるものではありません。ペンギンに危険が及ぶという考えが過らなかった春日さん自身にも非はあるでしょう。
番組終了目前でのつまらないフリが招いた謝罪…
そんな自身が招いた「無駄」なフリによって謝罪することになった加藤さんですが、3月いっぱいで同番組の終了が決定しており…。17年続いた同番組を締めくくる前の出来事としてはまさに「余計」の一言につきるでしょう。
番組が終了するからこその気の緩みが、加藤さん始めスタッフ達にもあったのではないかとさえ思いますし、今回の謝罪についても加藤さん自身、本当に納得し反省した上での謝罪なのか疑問の声も多くあがっています。
昨年、加藤さんの相方であるの山本圭壱さんは元AKB48の西野未姫との結婚を発表…、不祥事を発端にテレビから長い時間姿を消していましたが、結婚を機に様々なテレビに出演、お笑いコンビ・極楽とんぼとしての今後も期待が膨らむような矢先の今回の出来事。
めちゃイケ世代ど真ん中の私としても非常に残念に感じた今回の出来事…、「お約束」とされる「フリ」が全てNGという訳ではないのですから、時代に即した形にアップデートして貰いたいですね。
そういった移り変わりを感じるのも「フリ」を楽しむ一つの秘訣かもしれません。
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