目指すべきは北中米ワールドカップでのベスト8以上
北中米ワールドカップへ向け、「キリンチャレンジカップ2023」にてウルグアイ代表・コロンビア代表との対戦で始動する第二次森保政権の日本代表ですが、そのメンバーが先日発表されました。
長らく代表の「顔」でもあったら川島永嗣選手(RCストラスブール)、吉田麻也選手(シャルケ04)、長友佑都選手(FC東京)らが選外となり、角田涼太朗選手(横浜FM)、バングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)、半田陸選手(G大阪)、中村敬斗選手(LASKリンツ)の4選手が初選出。
日本代表のメンバー選考・発表といえば、サッカー好きにとっては「何故コイツが」「○○は何故呼ばない」など、酒の肴に丁度いい話…。
今回の発表も例に漏れずネット上などで、その選出に対し様々な角度からの意見が飛び交っています。

旗手怜央と古橋亨梧は本当にも森保ジャパンで輝けないのか…
今回のメンバー発表ですが、シーズン開幕戦でこそスタメンになったものの4失点で敗戦…、その後の2試合では元日本代表の東口順昭選手にスタメンの座を明け渡した谷晃生選手(ガンバ大阪)が、ポルティモネンセSCで着実に結果を積み上げてきた中村航輔選手より上なのか…。
カタールワールドカップでドイツ撃破の立役者の1人となった浅野拓磨選手(ボーフム)北中米ワールドカップを見据えて選出の必要はあるのかなど意見は様々だが、一番の話題は次の内容。
旗手怜央選手と古橋亨梧選手が選ばれない理由は…?
2人ともスコットランド、セルティックFCに所属する選手で代表選出経験もあり、所属チームでの活躍も申し分ないはずだが今回も選外になりました。
「今回も」の言葉通り、カタールワールドカップメンバーに続き、選出されなかった2人に対し、その選出方法への疑問の声は日本のみならず2人が所属するセルティックファン、ひいてはスコットランドでも大きな話題となっています。
森保監督いわく「リーグのレベル、置かれている状況もそれぞれ違う」とし「いろんなことを考えての招集」と語ってはいるものの、2人と同じくセルティックFCに所属する前田大然選手がカタールでのメンバー争いに生き残り、今回も選出されていることを考えれば、そのコメントを鵜吞みにする事は出来ないでしょう。
戦術は三苫薫もしくは伊東純也…
こうなってくるとにわか真実味を帯びてくるのが両選手が森保監督から嫌われているという噂。
勿論、世間一般には公開されていない所属クラブの事情や選手本人の事情もあるのかもしれません。
ただ海外リーグでMVP級の活躍をしながら、4年後のワールドカップカップを目指すチームの基礎作りの時期に選ばれないとなると、世間からそういった疑問の声が上がるのは当然でしょう。
それでも「選ばない」という事は好き嫌いでもなく、ましては実力不足でもないとすると考えられるのは「活かせない」という可能性。
ワールドカップ直前、スタメンの起用や交代枠の使い方…更には戦術面での物足りなさなど様々な批判を浴びた森保監督…、「戦術は三苫薫」「伊東純也頼み」といったサイドアタッカーの個の技術に頼る事を揶揄されていました。
今回、森保ジャパンの生命線とも言える両選手は当然ながら選出され、初選出の中村敬斗選手もサイドアタッカータイプの選手…。
卓越したポリバレント性を備えた旗手怜央選手や、巧みにボールを引き出しディフェンスラインを混乱に陥れる古橋亨梧選手を戦術に落とし込む事が出来ないというのも、考えられない話ではないでしょう。
結局は酒の肴程度の考察…
そんな第二次森保ジャパンですが、今回選ばれた選手が北中米ワールドカップの本大会に出れるかどうかは別の話。
初陣でどのような結果を迎えるのかといった期待も含めつつ、「酒の肴」として外野があぁだこうだ言うのが日本代表のメンバー発表の醍醐味といったところでしょうか。
試合中、森保監督が絶えず取り続けるメモに4年後の北中米ワールドカップ、そして世間が「第二次森保ジャパンは面白い」と唸らせる内容が書き込まれていることを願いましょう。
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