2026年北中米ワールドカップは各組4チームの12グループ制
昨年、日本中を熱狂させた2022カタールワールドカップ…。
未だ、その余韻も残る中、15日にキリンチャレンジカップでウルグアイ代表(24日・国立競技場)、コロンビア代表(28日・ヨドコウ桜スタジアム)と対戦する第二次森保ジャパンのメンバー26人が発表されました。
勿論、森保監督はじめ今回選出された面々が目指す最大の目標となるのは2026年に開催されるアメリカ、カナダ、メキシコの3か国で共催される北中米ワールドカップです。
キリンチャレンジカップのメンバーが発表された同日に、その北中米ワールドカップのグループリーグの形が明らかになりました。
本大会出場チームが32か国から初めて48か国に拡大する同大会。
当初、FIFAは3チームを16組に分けるグループリーグを行う予定でしたが、FIFAのインファンティノ会長がカタールワールドカップ後に、4チーム方式の再検討を示唆。
グループリーグ最終戦で、他会場の結果により目まぐるしく勝ち上がりのチームが入れ替わる白熱した状況はワールドカップには欠かせないということだったのでしょう。
カタールワールドカップでの日本対スペイン、その裏で行われたドイツ対コスタリカをダブルで視聴していた人からすれば、4チーム方式の魅力は身をもって感じたことでしょう。
当然、日本代表がグループリーグを突破したからこそ「魅力」と言える訳ですが…。
80試合から大幅に増え、全104試合が開催
元々、3チーム制のグループリーグだった場合、リーグ最終戦を戦うのは当然2チーム…
無気力試合などの談合の可能性については指摘されており、あまり現実的ではなかったように思えます。
そういう意味では最終戦の同時刻キックオフが可能な4チーム制の方が公平性を維持できるわけですが…、インファンティノ会長が再検討を示唆するまで3チーム制のグループリーグの話が進んでいた理由は「試合数」の問題。
元々、48か国に拡大されたことで、現状の64試合から80試合(3チーム制グループリーグ)に試合数が増え、選手の負担が大きくなることに批判的な声は多数。
更に本大会の出場チーム数が増えたことで、大会のレベルが下がることも懸念されていました…。アジアは8.5枠もいるか疑問ですし…。
そんな中で4チーム制が採用されたことで、グループリーグの公平性は保たれたものの、試合は104試合に増え選手の消耗を加速させる結果に。
観ている側からするとワールドカップに限らず国際大会ではグループリーグを突破した直後の試合の方が面白いと感じることも少なくないはず。
言い方は悪いかも知れませんが、質の低いサッカーはグループリーグで淘汰され、勝ち上がったチームの体力的な問題が目立つ前ということで非常に強度の高いサッカーが観れるからに他ならないかも知れません。
「金目当て」と揶揄されたワールドカップ参加チームの拡大…。選手ファーストとは言い難いレギュレーションが大会自体の質を貶めることにならないといいのですが…。
北中米ワールドカップの開催が終了するまで、本当に「金目当て」だったのか見極める事も楽しみの一つになるといいのですが。
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